NGO・NPOの資金源~3つのサイフ


NGO・NPOには、主に以下の3つの資金源がある。

  1. 会費・寄付・協賛
  2. 助成金・補助金
  3. 事業収入

会費、寄付、協賛は幅広く市民や企業からお金を集める方法。使途が限定されないため集めることができれば一番使いやすいお金だ。ただし、教育支援や災害支援など分かりやすい活動、一時的な悲劇に対処する活動に偏ってしまいがちで、社会的ニーズはあるけど一般には分かりにくい活動には集まりにくいのが実態。

助成金・補助金は、一度に大きなお金を受け取ることができるが、使途が限定されていることが多く、活動目的に合致しない企画を行わなければならないこともしばしばある。日本では人件費や家賃には使えないことも多く、有給スタッフを雇用している場合に使いづらいことも多い。助成金や補助金は、財団や行政機関のプロフェッショナルが目利きをすることで、社会的ニーズはあるけど一般には分かりにくい活動に支援を行うことが求められるが、「事業立ち上げ時のシードマネー」的なベンチャー助成との誤解も多く、「お上を批判する活動にはお金を出さない」傾向もある。

事業収入は、グッズ販売、出版事業、セミナー事業などから得る収入で、普通の企業もやっていること。したがって競争も厳しい。オリジナルグッズを作れば売れるということはなく、きちんとマーケティングをやってブランド戦略をつくらないと成功しない。また、事業収入が多くなりすぎると企業と大差がなくなり、本来の活動がおろそかになることもあるので注意したいところ。

こうやってあげてみると、3つともそれぞれ厳しいことが良く分かる。果たしてNGO・NPOの資金調達戦略にとって春は来るのだろうか?